初段にカスタムのローノイズDUAL FETを採用、二段目増幅段にもスタックスのドライバー史上初めて、J-FETを採用したオール半導体式のドライバーユニットです。入力から出力までカップリング・コンデンサーを使わない伝統のDCアンプ構成。入力段のローノイズデュアルFETや筐体設計、機能など多くの面をSRM-700Tと共通としながら、スタックスのドライバー史上初めて、二段目増幅段にもデュアルFETを採用しました。低ノイズでの増幅に優れたJ-FETと大電流供給を可能にするエミッタフォロワー回路の出力段は、高周波成分が多い音楽ソースでも余裕を持ったドライブが可能。高出力を誇る回路設計の恩恵は、瞬発力や持続力、制動力に富んだ鮮明でスケール感の大きい再現に現れています。半導体方式の大きな魅力である、情報量が多く正確な写実性を実現したサウンド。演奏者やアーティスト、録音エンジニアが現場で耳にしている純度の高い音楽、そのディテールを余すことなく聴き取りたいユーザーにぜひ体験していただきたいドライバー・ユニットです。
低ノイズでの増幅に優れたJ-FETと大電流エミッタフォロワー回路の出力は、イヤースピーカーの性能を余すことなく引き出します。高周波成分が多い音楽ソースでも余裕を持ったドライブが可能。音楽の細部を伝える、正確な再現を追求しています。
左右対称設計のメイン基板
メイン基板は中央に大型のヒートシンクを配した完全左右対称の設計。パワートランジスタの放熱対策を徹底。
カスタム仕様のローノイズDUAL FET
初段、2段目増幅段に採用されるFETはペアマッチ特性を厳選し組み合わせたカスタムのローノイズDUAL FETを採用。
独WIMA社製フィルムコンデンサー
高品位なフィルム・コンデンサーを適材適所に厳選して使用。よりよい音質のために入力から出力まで一切カップリング・コンデンサーを使用しないDCアンプとして設計。
シールドケース採用のボリューム・ユニット
スタックス・ドライバー・ユニット伝統の2軸4連ボリュームを搭載。フラグシップ機SRM-T8000と同様、シールドケースを組み合わせ外部ノイズからの影響を遮断。
入力端子
LINE入力は信号をそのまま出力するパラレル出力端子を装備。XLRとの入力は背面のロータリースイッチにて切替える方式を採用。
EXTERNAL (BYPASS)モード
背面のLEVEL CONTROL MODEスイッチにてEXTERNAL(BYPASS)ポジションを選択することにより、内蔵のボリューム段をパスして、ソース機器のボリュームや外付けのアッテネーターによる音量調整が可能になります。このためイヤースピーカー専用パワーアンプとしての運用が可能です。
高グリップ大型アルミインシュレーター
優れた防振性と耐荷重性に加え、高摩擦係数(高グリップ力)を持つ新素材を組み合わせた大型アルミインシュレーターを新開発。イヤースピーカーのプラグを差し込む時などでも本体を押さえる必要がないほどの高い安定性を実現しています。
Rear Panel
Specification
●形式:増幅段オールFET採用DCアンプ構成・ドライバーユニット
●周波数帯域:DC~100kHz (SR-009S 1台使用時)
●増幅度:60dB
●高調波歪み率:0.01%以下(1kHz/100Vr.m.s.出力時)
●入力インピーダンス:50kΩ(RCA),50kΩ×2(XLR)
●最大出力電圧:450Vr.m.s.(1kHz)
●バイアス電圧:PRO 580V
●動作周囲温度 / 湿度:湿度:0~35℃/90%以下(但し結露しないこと)
●入力:RCA×1 XLR×1
●出力:RCAパラレルアウト端子
●消費電力:46W
●外形寸法:240W×103H×393Dmm (ツマミなど突起物含む)
●重量:6.3kg
●生産国:日本
●JAN:4996476000964